すなわちヨブは言った、
3:3「わたしの生れた日は滅びうせよ。
『男の子が、胎にやどった』と言った夜も
そのようになれ。
3:4その日は暗くなるように。
神が上からこれを顧みられないように。
光がこれを照さないように。(ヨブ記3章)
財を失い、子供たちを失い、全身皮膚病に犯されて、失意の妻には悪態をつかれて、ヨブは自分の生まれた日を呪わないではいられなかった。そのことばは「すべてのことについて感謝しなさい」という模範的勧めに背いているように聞こえる。
だが、主はヨブを退けたまわず、彼の魂の慟哭にじっと聴いていてくださっていた。だが、それがわかるのは、ずっと後のことである。
悲しみの淵にある友に、軽々しく模範的信仰を要求することはみこころではない。