苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

絶食30時間後のごちそう


 昨日、内視鏡による大腸検査をして、一泊入院から自宅に戻りました。検査はどうだったかというと、やっぱりS字結腸のヘアピンカーブがしんどかったです。おなかのなかは、想像したよりもとってもきれいでした。前日特別消化のよい「クリアスルー」という食事(これは結構いけました)、午前中は「ムーベン」という安易なネーミングの白い粉を溶いた水をがぶがぶ2リットル飲んだ後だからです。内視鏡は盲腸まで到達のあと、逆もどりしながらモニターを見てくると、最後に小さなポリープがひとつ見つかったので「取るか取らないか、どうしましょう。取らないと、またひっかかるよ。」というので、どうせだからお別れしました。このとき、どういうわけかしんどかったです。その後、1万人に一人の割合で出血するということなので、一泊入院しなさいということになりました。
 病棟に行ってみると、同室にひさしぶりにお目にかかるIさんという方がいて、糖尿病の教育入院をしていました。3週間入院をして、生活改善の学びを本人と家族がするそうです。楽しいまじわりのときとなりました。部屋は千曲川に面していて、大きな窓から五色に紅葉した里山がとてもきれいです。日が落ちて、午後7時には寝ましょうということになりましたので、いつもより4,5時間も早いせいで、夜中の2時ころには目がさめてしまい、朝までおなかはすくし長い長い時間となりました。
 ようやく夜が明けそめたころ、看護婦さんが来て採血してくれました。出血がないことの確認です。そのあと、またIさんといっしょに朝の体操をゆっくりしていると、待ちに待った朝食。メニューは、ごはん、味噌汁、ひじきの煮つけ、焼き魚、大根おろし、ぶどうでした。30時間絶食のあとなので、最高に美味で、ぺろりと平らげてしまいました。
 そのあと、Iさんのテレビで連続テレビ小説ごちそうさん」を見ました。ヒロインがはらぺこで死にそうになっていて、昆布だしの効いた大阪の素うどんを6杯ほど食べて元気になる場面から始まりました。「ああ、さっきのぼくと同じだ」と言って、Iさんといっしょに笑いました。ドラマが終わったころ、お医者さんが来られて、即退院となりました。
 念のためポリープが良性か悪性かを見るそうで、結果は2〜3週間のちにわかるそうです。お祈りくださった兄弟姉妹、感謝します。
 徒歩での帰り道、朝日に映える小海の里山の紅葉がまぶしいようでした。自宅につくと礼拝堂で、「神様、ただいま帰りました。」と感謝。書斎から見える八ヶ岳が冠雪していました。写真だと左の端っこにみえます。