苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

五つのパンと二匹の魚

さて、ユダヤ人の祭りである過越が間近になっていた。イエスは目を上げて、大ぜいの人の群れがご自分のほうに来るのを見て、ピリポに言われた。「どこからパンを買って来て、この人々に食べさせようか。」
もっとも、イエスは、ピリポをためしてこう言われたのであった。イエスは、ご自分では、しようとしていることを知っておられたからである。
                   ヨハネ福音書6:4−6

1.主イエスは、新しい真の過ぎ越しの食卓を用意するために、この世に来られたことを示すしるしを行なわれようとしていた。五つのパンと二匹の魚をもって。
 

2.主イエスは、そこに魚とパンがありあまっていたから、人々を養おうといわれたわけではない。まず、おなかをすかせた人々がそこにたくさんいたから、養うべきだと考え、そして、実際にそうなさったのである。主のわざは、そういう順序なのだ。
目の前の自分の限界に捕らわれて、つい、それを忘れて、楽なところに居座ろうとする不信仰がないか。