苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

隣の隣の村で   <追記あり>

 昨晩、中国人研修生が来ている農家の家庭集会に家内と行ってきました。中国人男性は九人。「主愛我」を歌って、ヨハネ3章16節を解説しました。去年の人たちに比べると、ちょっと緊張している感じでした。
 今年はみんな東北方面の農村から来た20代前半から31歳までの男性たちで、ひとりだけ独身、他はみな家族持ちということでした。あと半月ほど働いたら、お金をもって中国に帰ってゆかれることです。故郷では、トウモロコシと落花生ばかり作っているそうです。
 「神爱世人,甚至将他的独生子赐给他们,叫一切 信他的,不至灭亡 ,反得永生。」(約翰福音3:16)を学んだあと、「神は唯一であり、耶蘇は長兄であり、我々は兄弟姉妹」だと伝えました。それにしても、通訳もなしですからね、筆談でどのくらい伝わったか。
 聖書の話が終わったら、「白樺青空南風」をいっしょに歌います。これは中国でも流行した歌であり、日本に来る前に日本語の勉強としてみなさんならう歌だそうなので。それから、お菓子を食べました。私たちは「ふるさと」を歌って、「請歌故郷歌」とお願いしたら、ひとりの中国青年が、<兵役にとられるとき母を思う歌>というのを歌ってくれました。私は「戦友」を歌いました。しんみりしました。
 家庭を解放してくれた姉妹は、「今、日本と中国はむずかしい状況にありますが、唯一の神様を信じ、イエス様を長兄とする兄弟として、彼らを祝福してください。中国に帰ってからも、聞いたみことばが生きて働くように。」と痛切な祈りをささげてくれました。私は、一人一人と握手してお別れしました。
追記
 それにしても・・・と思うのは、国と国が戦争になったら、なぜただ国籍が違っているということのために、私たちは殺しあわねばならないのでしょうか。