苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

白駒の池

 昨日のメモです。朝はある方のお見舞いに出かけ、午後には退院というお話を聞いて一安心して家にもどった。そのあと家内は野菜の収穫の手伝いに出かけた。昼になって家内が帰宅すると、「きょうは八ヶ岳がくっきりと見えて、きれいだったわよ。」と教えてくれた。午後になると暑くなって来たので、ひさしぶりに八ヶ岳の懐にある白駒の池に娘と出かけた。松原湖を抜けて、標高1700メートルの森林センターで浅間山を展望して、さらにつづら折の坂を登って行くと、白樺の林が幹が薄茶色のダケカンバの林に変わり、白駒の池入り口の駐車場に到着する。
 白駒の池までは人の手が入らないブナの原生林である。地面はブナの根でもこもこと盛り上がり、倒木も一面苔に覆われていて不思議な光景だった。しっとりした空気が肌に冷たい。
 20分ほどで池に到着すると、視界が開けて青と白い雲の空が湖面に映っている。標高は2115メートル。池をぐるりとゆっくり一周するのにさらに40分ほど。森の中に「もののけの森」と看板があった。今にもあのコダマが出てきてコロコロと首を振って音を立ててくれそうな雰囲気なので、ぐるりと見回した。すると、あっ・・・なにもいなかった。
 白駒の池を回り終わると、半そでワイシャツのからだが冷えてしまった。さらに夏でも氷がある地獄谷を、シャツの襟を立ててて目指したが、日が傾きかけたので断念して、次のお楽しみにして帰宅した。