「ガリラヤで会おう」と復活なさった主イエスは女たちに弟子への伝言を託された。それでいながら、復活のその日、エマオ途上でも、エルサレムの弟子たちが集まっていた部屋にも、主イエスは現れている。弟子たちの弱さに配慮されたからだろうか、と思う。
主イエスがガリラヤで弟子たちに現れたのは、テベリヤ湖畔だった。そこは弟子たちが主イエスから「あなたがたを人間を漁る漁師にしてあげよう」との召しをいただいた、その場所だった。大きくつまずいて自信喪失していた弟子たちに、原点に帰って、もう一度、やり直すことを主が許してくださったのであろう。
自分の召しの原点に帰るということ。この復活の主日、自分自身、主の前に、原点に帰りたいと思う。