苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

福島の現状と提言・・・木田恵嗣牧師

 福島市支援のために実情を共有するために、ここに紹介します。下記アウトラインは、筆者がビデオを見てまとめました。

I.現状と問題点(除染活動を中心に)
 1.ふくしま教会復興支援ネットワークの設立

 2.四つのプロジェクト
   a 子ども週末保養プロジェクト・・・
   b 野菜プロジェクト信州・・・・・・安全な野菜を子どもに
   c 仮設住宅プロジェクト・・・・・・避難してきた方たちの訪問・援助
   d 除染プロジェクト・・・・・・・・難しい問題がある

 3.除染プロジェクトの問題
   a 危険を伴う
   b 重労働である
   c 除染で出たゴミの処理方法が未定
   d 除染の効果を疑問視する人々もいる

 4.放射能汚染の実情
   福島市、郡山、二本松の中通りが線量が非常に高い。

 5.除染の問題点と方法
   高圧洗浄器で流すと、結局その水は溝に、そして川に、海に流れ込んで汚染してしまう。阿武隈川から海へ1日500億ベクレル放射性セシウムが流れ込んでいる。それゆえ弊害のない方法を模索中。http://www.asahi.com/national/update/1124/TKY201111240671.html

II.福島からの提言
 1.専門家の派遣
   a 医療チーム
   b 放射能汚染問題啓蒙
   c スマートな除染方法の確立と普及・・・素人が簡単にできる方法が必要
    
 2.子ども保養プロジェクトの確立
   a 保養施設の確保(安全、近い、安い、みんなが参加したくなるプログラム)
   b 安全な食品の供給
   c 医療チームとの連携

 3.放射線の可視化
   a 放射線量計の普及
   b ガラスバッジ・・・積算の線量を測る器具で子どもがみな首から下げている。
   c ベクレルモニターの設置と運用・・・食品の放射線量を測る機器。線量の高い中通りに必要なのだが、地域全体が線量が高すぎて計測できないという状況である。