苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

心とからだ、からだと心について

 きのう、おとといは、所用で上京していた。二日続けて会議だったが、心身守られて感謝だった。正月にダウンしたとき、あれこれ調べて、納豆とバナナと「爽快」という麹由来のサプリが良いことを知り、これらを取り続けて、睡眠と運動に気をつけてきた。結果、体調はまだ完璧とは言わないが、相当もどってきた。今回のように外出・外泊のときは、必ずしも納豆は食べられないので、ほかにトリプトファンが多いと言われるナッツの類をキヨスクで手に入れて、酒飲みのおっさんみたいにぼりぼりと食べてみた。
 男の更年期障害については、次のような文があった。
男性更年期の症状も女性と同じ様に、動悸・頭痛・発汗・ホテリ・のぼせ・手足のしびれなどが現れる。倦怠感や無気力・不眠・うつなどの全身症状や精神症状のほか、自律神経失調症状も加わる。」
 医者に診てもらうと、特段の悪いところはなかったが、筆者の場合、不眠・自律神経失調というような傾向が現れた。そこで、上述したようなこと、運動・睡眠・バナナ・納豆・爽快といったもので、対処したところ、だんだんと元気になってきた。・・ああ、それからオナラがブーブー出るようになった。納豆のせいだそうだ。
 こういう実験をしてみておもしろいなと思ったのは、健康なときにはほとんど意識しなかった心身両者の関係である。17世紀のデカルトという哲学者は、実体を精神と物質の二つであるとして、この二つの実体はたがいに独立して存在するとして世界観を構築しようとしたのだが、たちまちぶつかったのは、「心身問題」だった。からだの好調不調にかかわらず、私たちは3足す4は7であるという判断ができるという数学や幾何学のレベルなら、たしかに私たちの精神は肉体からかなり独立しているといえようが、もっと複雑な人間生活における判断になると、体調のよしあしが推論や判断におよぼす影響は無視できない。
 睡眠をとり、運動をすれば血行がよくなって肩こりがしなくなり、肩こりがしなければ、脳に十分な血流がなされて正常に思考することができる。また、また、脳に不足している神経伝達物質セロトニンを補うために、その材料となる納豆やバナナを食べると、それなりの症状改善が起こることを見れば、身体と精神が密接にかかわっていることはあきらかである。それを実体験しておもしろいなあ、と思った。
 身体が精神に影響するというだけなら、唯物論になってしまうが、これは物事の一面であって、実際には、精神も身体に影響している。私たちは、精神で意識して身体を動かすことができる。また、落語を聞いたりすれば、体内のNK細胞という免疫細胞が増えて、ガンにかかりにくくなることがわかっている。心身はたがいに影響を及ぼしあって、それがうまく調和しているのは、実に、創造主の見事な作品なんだなあというほかない。
 さて、さて、今日は祈祷会の日で、午後は中学生たちが来る日なのだが、窓の外は大雪で、朝からどんどん積もっている。お祈りして、ごはんを食べて、雪かきをして、子どもたちとお話して・・・これらのことは、みな神の御手のなかで守られてこそなのである。一日を御手に委ねて、スタート。