月曜日に理事会があったが、いつになく早く終わった。とはいっても、午後10時。せっかく早く終わったのだから、さっさと寝ればよいのだが、宵っ張り揃いで事務所の三階の宿舎で話をしていた。ふと思いついて、事務所から借りたパソコンで、三人の先生たちにYOUTUBEで音楽が聴けることを紹介した。
最初はフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を聞いて、その歌詞の血なまぐささがどうの、近代国家がどうのと話をしながら、あちこちの国歌を聞いてみたのだが、そのうち、こんな歌も聴けるんですよ、と舟木一夫「高校三年生」を紹介したら、リクエストがつぎつぎと飛び出して止まらなくなった。
美空ひばり「りんご追分」、タイガース「君だけに愛を」、西郷輝彦「星のフラメンコ」、三橋道也「古城」、橋幸夫「潮来笠」、フランク永井「有楽町で逢いましょう」、石原裕次郎「夜霧のブルース」、シャボン玉ホリデー、ザ・ピーナツ、怪傑ハリマオ、月光仮面、青木隆治の美空ひばりものまね「愛燦燦」、森昌子による物まねメドレー。ついには「ひょっこりひょうたん島」「ブーフーウー」。
最後の二曲は子ども時代だが、ティーンエイジに聞いた音楽というのは、その人の懐メロになるものなのだなと確認した。自分自身もそうである。一緒に歌を聞いた先生たちの世代は私より10歳上である。