苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

野田政権は、こんな無知のまま、TPP交渉に参加表明してしまった


1.TPPは「わが国に有利なルール作りをするため参加する」というが、今さら交渉参加表明しても、実際に参加できるのは半年後であり、そのときにはルールは他の国々によってもう出来上がってしまっている。
2.しかも、TPPにおける国際条約は、わが国の国内法よりも上位にあるので、国内法はねじまげられ、破壊されることになる。つまりは治外法権を許すことを意味する。農業のみならず、医療、水資源問題、あらゆる分野で。



1.すべての農林水産物の完全をゼロがTPPの原則。その結果食料自給率は13パーセント、コメは9割減に。国土146万ヘクタールの耕作放棄地を生む。

2.TPPに参加すれば、日本のコメ自給率は1割程度に
 日本のコメ農家平均2haを20ha〜30haと大規模化することによって、TPPで洪水のように押し寄せる米国産をはじめとするコメに対抗するというのが政府の考え。だが、それは137万戸の日本のコメ農家の9割をつぶす計画である。これでは地域社会は崩壊する。
 しかも、米国のコメ農場の規模は日本のそれの100倍、オーストラリアは1500倍である。日本で10〜10.5倍にしたところで太刀打ちはできない。結果、日本のコメ自給率は1割程度になる。

3.TPPに参加すれば、小麦・サトウキビ・テンサイ・ジャガイモ・サツマイモは壊滅してしまう。北海道の畑作は輪作体系でやってきたから、崩壊する。


 質問者の具体的な問いかけに対して、首相も大臣たちも抽象的な絵空事を言っているだけで、何一つまともに具体的な答弁はできない。それにもかかわらず、TPP交渉に参加を表明する野田政権。いったい、何が動機なのだろう?
 米国モンサント社の事実上のエイジェントである経団連会長米倉氏のコントロールのゆえなのだろうか。それとも、政権維持のために米国の後ろ盾を失いたくないからなのだろうか。いや、両方か。

昨日、2011年11月11日、田中康夫氏の衆議院予算委員会にて、経団連会長の米倉弘昌氏が、会長を務める住友化学モンサント社と長期協力計画を結んだ上で、TPPを推進している事実に言及した。

奇しくも、経団連会長の米倉氏は、原発推進のメッセージも発信し続けているが、同時に放射能ビジネスをGE(ジェネラルエレクトリック)社と手を結んで行っている。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65775032.html

もう、次のような感じ・・・。だが、頼りない責任者だなあ。