今年もクリスマスに、鳩笛姉妹がオカリナを演奏してくださる。その曲がドボルザークの「新世界より」の「家路」なので、これをクリスマスにふさわしい歌詞にしてほしいと注文があった。
おととい、奥多摩からの帰りの小海線で、携帯電話をいじくりながら替え歌をつくってみた。まず、もとの歌は・・・
「家路」
遠き山に日は落ちて 星は空を散りばめぬ
今日のわざを なし終えて 心かろく やすらえば
風はすずし この夕べ いざや 楽しき まどいせん
闇に燃えし かがり火は 炎 今は 静まりて
眠れやすく 憩えよと 誘うごとく 消えゆけば
やすきみ手に 守られて いざや 楽しき 夢を見ん
そして、ルカ伝2章からクリスマス用に歌詞をごく普通に書いてみた。
「厩への路」
遠き山に日は落ちて 星は空をちりばめぬ
あもりし御子をことほぎて 御使い歌うその声に
牧人たちはおののきて ベツレヘムへと駆け出しぬ
牧人たちは御子イエスの 眠る厩を探しあて
人の罪を担うため 生まれまししみどり子の
汚れしらぬ微笑みに 涙流してぬかづきぬ
胸を打たれし牧人は べツレヘムの人々に
待ち望みたるキリストは ついに生まれたまいぬと
喜びあふれ告げまわる あかし人となりにけり