苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

台風15号北上中

 先に台風12号、そして和歌山県奈良県土砂ダム決壊が警戒されるなか、今度は台風15号が本州に近づいている。すでにその影響で名古屋、多治見方面で大雨が降り、名古屋では大きな川の一部決壊が報道され、一時110万人に避難勧告が出された。昨夜、名古屋・多治見の教会のようすが知らされ、友人の牧師たちと教会のために祈る。特に道路が川のようになったという写真を受けて、多治見の教会が気になる。
 電話をしたのではかえって作業の迷惑かと遠慮していたが、今朝になって、先日はじめたfacebookを見てみようと思い立った。今朝になって水が引きつつあるとのことで、感謝。だが、これから台風が上陸し、日本列島を縦につらぬこうという進路が予想されている。
 日ごろ、文明の力を誇っていても、大水、大風、地震など自然の猛威の前には、人間はつくづく無力である。われらの避け所であり力である主の前に祈る。

「神はわれらの避け所また力である。
悩める時のいと近き助けである。
このゆえに、たとい地は変り、
山は海の真中に移るとも、われらは恐れない。
たといその水は鳴りとどろき、あわだつとも、
そのさわぎによって山は震え動くとも、
われらは恐れない。
一つの川がある。
その流れは神の都を喜ばせ、
いと高き者の聖なるすまいを喜ばせる。
神がその中におられるので、都はゆるがない。
神は朝はやく、これを助けられる。」詩篇46篇1−5節

 平穏無事なときにはなんとはなしに読んでいる信仰詩人のことばが、こんな時には、まあなんと大胆な信仰のことばだろうと、驚かされる。しかも、詩想は神の都を流れる大川へと展開してゆくとは。

   千曲川