昨夜、軽井沢のフェローシップバイブルキャンプで関東地区のギデオンの大会に招かれて、妻といっしょにうかがった。地域の牧師たちを招待してくださったのである。会場には牧師たちを含めて100名ほど集まっていた。
挨拶に立つ方たちが、それぞれご自分の一冊の聖書との出会いが、自分の人生を変えたこと、家族の祝福になったことを一言ずつ話していた。そういう話をする予定ではなかったけれど、話さないではいられないという感謝があふれているようすだった。
十分に準備された家庭的で美しい夕食とテーブルの交わり。そのあと、筆者は依頼されて、高校三年生ころにどのようにして主イエスを信じるにいたったか、そして、そのときギデオンの聖書との出会いがあったかということをお話した。もう35年も前のことである。
そのあと内田宗夫兄という方が、賛美をしてくださった。内田兄は6年前には、もうあなたの時はないと医者に宣告されたご病気であるが、今日まで「神の時」のうちに生きてこられたという。そして、来月には生命のかかっている手術に臨まれるという車椅子のからだで、ご自分の心境にぴったりであるという、主に思い煩いも命もゆだねますという賛美をされた。肩幅の広いいかついからだと風貌をしていらっしゃるが、その声は高音域の伸びる美しい声でいらっしゃる。会場は静かに聞き入っていた。隣にいる妻は、しきりに涙を拭いている。・・・実は、私も。
感動的な夕べだった。