苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

原発VS地震 ・・・原発の勝率0パーセント  <追記あり>

武田邦彦教授の文章から各原発地震に対する勝率を紹介。リンク集参照。
・・・・・・実績・・・・・・
柏崎刈羽  震度6で「放射線漏れ」と「変電所火災」
福島    震度6電源喪失、水素爆発
女川    震度5で通常電源喪失
東通    震度5で通常、予備電源ともに喪失
筆者の追加・・・2009年8月11日浜岡は震度5弱で建屋損傷、制御棒一部入らず。
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 これでも全国の「原発は大丈夫、絶対安全だ」と言ってきたのが電力会社と保安院とお抱えの大学教授たち。あの人たちのいう「絶対」とか「安全」とか「大丈夫」というのは、ふつうの日本語とは意味が異なるらしい。
 原発震度5以上の地震と対戦して100%の確率で損傷、倒壊している。原発地震に対して、まったく勝ち目がない。事実に基づいて、普通の日本語で表現すれば、原発地震に対して、「全然大丈夫じゃないし、極度に危険」だ。

追記武田邦彦氏については、時流に乗って都合の良いことを言う傾向あある人物として信用すべきではないというご指摘を、ある読者からいただいた。先に紹介したビデオでもご自身言っておられたように、原子力安全委員であった人物ではある。
 しかし、リンクしてあるサイトをごらんになればわかるように、武田氏はとても具体的に、放射能問題について私たちの生活(食べ物・母乳・学校・土壌除洗など)について、どのように考えて行動すべきかを書き続けている。これは実際役に立つ。また私が知るかぎりでは、ある方たちには気に食わぬ点がおありなのだろうが、首尾一貫性を欠いているとは思えない。
  さきのビデオで武田氏が言っていたことでは、「原子力技術は安全です。しかし、それを用いる人間が高潔ではないから、原発は危険です。」という結論だった。武田氏によれば、日本の原発技術をもってすれば震度7にも耐えられる地震を造ることができるそうである。だが、コストがかかるので、電力会社は決してそれを実行しようとはしないし、役人もそれを求めない。だから、結局震度5でさえ壊れる原発しかできていないのである。ということであれば、結局のところ、安全な原発など存在しないのである。聖書からいえば、我々は人は生まれながら罪をもっている以上、原発は危険であるという結論になる。原発は罪ある人間の手に負えないシロモノなのだ。
「見よ、わたしは不義のなかに生れました。
 わたしの母は罪のうちにわたしをみごもりました。」詩篇51:5