息子が大船渡から「作業している、元気だ」との報せをくれた。小さな働きであっても地元の方の慰めとなれば、と願っている。今朝がた書いたことについて、地元出身の方からの貴重なコメントをいただいたので、次のように三点にまとめて首相と国土交通大臣に提言したいと思う。当然、地元の方たちが直談判に行かれることであるが、遠く信州からも応援できたらと思う。
地元の方たちの町への愛着からすれば、私の「高台へ」という提言はお叱りを被ることかもしれないし、余計なことをするなと叱られそうだけれど、子どもさんやお孫さんたちのことまで考えれば、やっぱり「高台へ」と思う。
「高台へ」と考えていらっしゃる気仙沼の方を発見。ほかにもいくつもの提言がなされている。「三陸地方再建計画」3月21日のページ。
⇒http://reconstruction-sanriku.blogspot.com/
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菅直人首相様 国土交通大臣大畠章宏様
2011年3月31日
三陸の町々の再建についての三つの提言
筆者氏名
いつも国民のためにご尽力くださり、感謝申し上げます。
このたびの三陸海岸大津波によって、三陸海岸の町々は悲惨な状況に陥っていますが、もう一方ですでに再建の志をあらわしている方たちもいらっしゃいます。そこで、3点提言申し上げます。
1. 新しい町づくりにあたっては、住宅地および役所・駅・病院・学校等は、高台に建設すること。
<説明>
港の再建、漁業のための施設は必要ですけれども、それ以外は高台に移し、低地の部分は美しい緑地帯にするのです。
プレート境界型地震によって生じる津波というのは、日本の記録では1771年に石垣島を襲った85.4メートルの津波で、本州での最大の津波は1896年岩手県綾里村(現大船渡市)の38.2メートル。ところが、三陸の大堤防は10メートルほど。中小規模の津波は止められても、本物の大津波を堤防で防ぐのは無理であることを認めなければなりません。
2. 低地に住んできた市民を高台に移住させるにあたっては、市民たちの低地における土地の権利に関する補償をする必要があります。
3. 堤防と水門も緊急に再建する。
<説明>
しかし、いうまでもなく堤防と水門も必要です。中小規模の津波に対して、これまで10メートルのスーパー堤防はそれなりの役割を果たしてきました。現在、三陸の町々は余震に対して無防備の状態にあります。再建を急ぐべきです。
さまざまの難題がございますが、よろしくご尽力ください。ご健康が支えられて、よいお働きができますように、お祈り申し上げます。