苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

赤とんぼ激減

 今日、教団の務めで埼玉に出かけた帰り道、ラジオを聴いていたら「生物多様性」についての特集番組をしていた。そのなかで、赤とんぼ(アキアカネ)が、日本全国で、ここ5年ほどで百分の一ほどに激減しているというレポートがあった。水田が減っていることは一因ではあるが、水田があっても赤とんぼがいない。原因は百パーセント確実とはいえないが、おそらく、水田で最初に使う除草剤が原因ではないかと言っていた。その除草剤のせいで、水田に生みつけられたトンボの卵が死んでしまうらしい。このあたりで「一発除草剤」と呼ばれているものだろう。
 そういえば、この小海あたりでも赤とんぼがめっきり少なくなった。次男が保育園のころ、季節になると毎日毎日赤とんぼをたくさん取ってきて家の中ではなして遊んでいたが、あの群れをなした赤とんぼたちはどこに行ってしまったのだろう。
 現在、毎日一つの生物種が絶滅しているという。「日本の秋がある部分無くなってしまう」ということばが印象的だった。環境庁がすぐに手を打たなければ、まもなく「夕焼け小焼けの赤とんぼ」というのは、遠い過去の話になってしまうだろう。
「神は、種類にしたがって野の獣を、種類にしたがって家畜を、種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神はそれを見て良しとされた。」(創世記1:25)
 神が「良し」とされたものを、人間が滅ぼしてよいわけがあるまい。というわけで、環境省MOEメールにさっそく緊急に対策するように投稿をした。