苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

秋のような

 今朝五時前に目が覚めて、小学校あたりまで散歩をした。半袖で歩くと肌寒い。小川のそばの、トトロの風景とわたしが呼んでいる場所にくると、知り合いの化学の先生が畑の世話をしている。トマトの作り方、ナスの作り方の工夫などをうかがってみる。私の粗放農業とちがって、実に、きちんと育てていらっしゃるのだ。
 うちのナスが木がちっぽけなままなのは、窒素肥料が足りないから。ナスは肥料と水がたくさん必要なのである。トマトはナスの仲間だが、肥料分は少なくてもよくできるが、上のほうになってくるとやっぱり水も肥料も少し補う必要があるとのこと。あたりにはほかにカボチャ、夕顔、大豆、とうもろこしなど。もろこしにはタヌキがやってくるので、周りを青いネットで囲ってある。
 東京で暮らしていたときには知らなかった、生活の具体的なことをここに来て多く教えていただいた。都市生活はなんでもお金という抽象的なものに還元されてしまうのだが、ほんとうはトマトひとつ食べるということも具体的には土作り、種まき、草取り、芽かきなどいろいろあって成立することなのである。
 信州はもう秋のような風が昨日から吹き始めた。