苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

コゴミ


 これがコゴミです。教会の姉妹のお姉さんが山で採ったのを持ってきてくださいました。クサソテツの若い芽です。なんと鮮やかな緑! 山に入ってとるときは、株から抜かないで、カッターとかはさみで切り取るのがマナーです。そうすれば、また来年も取れます。
 食べ方は、ゆでておかかをかけて醤油、だし醤油とか、ごまよごしとか、マヨネーズとか、もちろんてんぷらもOK。今回はおかかをかけてだし醤油。口にいれるとシャキシャキして、ほのかな香りと、ほんの少しニュッという感触。
 コゴミ、タラノ芽などを食べると、「歩くジュークボックス」は必ずあの歌が口をついて出てきます。



     北国の春         作詞 いではく


  ♪白樺 青空 南風
   こぶし咲くあの丘 北国の
   ああ 北国の春
   季節が都会ではわからないだろうと
   届いたおふくろの小さな包み
   あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな


   雪どけ せせらぎ 丸木橋
   落葉松の芽がふく 北国の
   ああ 北国の春
   好きだとおたがいに言いだせないまま
   別れてもう五年あの娘はどうしてる
   あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな♪

http://www.youtube.com/watch?v=Qz0oGLIqOX4&feature=related
 作詞者いではく氏(本名、井出博正)は小海の隣の南牧村海尻の出身です。今日、コゴミを持ってきてくださったのも、南牧村海尻の井出姉でした。井出という苗字は、南佐久郡ではとっても多い苗字です。郵便局で「井出さん」と呼ばれると二三人が顔を上げるほど、井出さんは多い。
 このあたりの春は、まさに「白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘」です。そして、故郷のおふくろさんから届いた小さな包みの中には、コゴミ、タラの芽、などが入っているんです。「春だよ。おまえ元気でやってるか。」と。


  教会のそばの相木川 山々の芽吹き