苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

25年ぶりの金沢

 金沢に出かけたのは25年ぶりのことだった。前回は、キリ神卒業の春3月に大樹君といっしょに帰省をかねて卒業旅行をしたときである。金沢、能登の七尾、珠洲を訪ねた。今回は小海線で小諸、小諸からしなの鉄道で長野、長野から信越線で直江津直江津からはくたか号で金沢へというルートである。黒姫、妙高高原あたりは雪に埋もれていた。
 金沢に到着すると、キリスト者学生会(KGK)の北陸担当主事塚田兄が迎えてくださった。山奥から出てきた者にとっては、北陸の新鮮な魚をということで、地元のナントカというくるくる寿司屋さんに連れて行ってくださった。信州のくるくる寿司は解凍途上でシャリシャリいってあまり味がないのだが、こちらのは新鮮で風味があった。富山湾でしかとれないぷりぷりのエビ、とろける天然ブリが鮮烈だった。でも、値段はくるくる寿司。いやー、うらやましい。一年の多くの日々をどんよりした空の下にいる北陸人の慰めのために、神様がおいしい魚を恵んでくださっているんだろう。代わりに信州の冬のご馳走は真っ青な冬空だ。おなかがすいたら、魚は鯉、虫は蜂の子、猪や鹿や熊もいる・・やっぱ、食べ物は北陸に軍配である。
 塚田主事のおうちに泊めていただいた。三人のお子さんがいる。一番上は小学校にこれから上がろうという天才少女Hちゃん、二番目はテレ屋さんのNくん、三番目は、ひざによじ登ってホンヨンデチョウダイのY君。翌日(11日)朝、金沢城兼六園に塚田主事と天才とテレ屋と出かけた。途中、氷雨が降り始めた。25年前に来たときは、城郭内に金沢大学があったものだが、今は郊外に引っ越して、中にお城を復元中のようすだった。兼六園ははじめてだった。見渡せばはなも紅葉もなかりけり・・であるが、大木も低木もことごとく盆栽的に手入れされている、まさに日本の庭園だった。で、金沢城兼六園の感想は・・・寒かった。
 11時、家に帰って腹ごしらえ。塚田主事の奥さんが用意してくださった鱈とツミレとねぎときのこの入った鍋で、冷えたからだがあったまった。おいしかった。ごちそうさまでした。すると、Yくんが絵本をもってひざによじ登ってきた。絵本を読み終わったら、金沢中央教会に出かけて、KGK講演会に突入。

お城の前で

氷雨降る兼六園

日本初の駅ホームのたこ焼き屋