苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

インフルエンザ休校

 あしたは神学校の二学期最後の授業を予定したのだが、インフルエンザで休校になってしまった。しかも、北海道での奉仕のために一度休んだ分を取り戻すための補填分もあわせて、あした行なおうと予定していたのである。18世紀啓蒙主義フランス革命と敬虔主義、19世紀自由主義と信仰覚醒世界宣教、20世紀自由主義神学の挫折とその後、そして福音派について学ぼうとしていたのである。はなはだ不十分であるが、やむなく、HPに公開してある該当ページを課題として読んでいただくことになった。
 HPに取り上げていないのが、20世紀の教会とナチズムの問題。古代教会からの「教会と国家」という一貫する主題のまとめとして紹介したいと思っていた。これを読んでいる神学生には、バルメン宣言をじっくり読んで、http://nomachi.hp.infoseek.co.jp/barmen.htmlそれから朝岡勝牧師の講演で概要をつかんでいただきたい。http://chandstate.exblog.jp/4407413/。きっと益するところがあると思う。おそらく朝岡先生の「信条学」の授業でしっかりと取り扱っていただけるだろう。
 昨年度まで、1学期古代教会史と2学期中世教会史をそれぞれ10日ずつでやっていた。だが、キリ神ではそのあと16世紀については「宗教改革史研究」で10回もかけて丁寧に学ぶけれども、17世紀以降20世紀までのことは「宣教史」としてはあっても「教会史」としては学ぶ機会がないということを知ったので、今年は私の担当講義にむりやり17世紀以降の教会史をつめこもうと目論見たのである。とりあえず17世紀の正統主義時代までは先週学べたのだが、18世紀以降はこういうことになってしまった。うーん残念。
 とはいえインフルエンザ。神学校のみなさん、お大事に。


 国道から見える夜の小海キリスト教

 近くで見上げると。