苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

トンボの躾け

 信州のトンボは人が来ても逃げようとしない。指の上にひらりと降りてきて、平気で休憩している。フランチェスコなら、トンボにも伝道するのだろうな。東京のトンボは逃げていたなあ。それにしても親トンボは、水溜りに卵を産みつけるときに、わが子に対して、どんなふうに「人間は怖いんだよ、逃げるんだよ」としつけるのだろう。そういう記憶は、どんなふうに子孫に受け継がれるのだろう。創造主の知恵は不思議なことだらけだ。
 そういえば、アラスカのムナグロチドリという小さな鳥はハワイまで4500キロを、ノンストップで迷うこともなく渡っていくという。羅針盤もないのに。もっと不思議なのは、親鳥が先に旅立ってしまい、あとから子どもが翼の力を蓄えてから今まで行ったこともないところにまで何千キロも案内もなく飛んでいけてしまうという渡り鳥もいることである。創造主の知恵というほかない。サケやウナギが故郷の川に戻ってくることにしたって、人間の理屈ではまったく説明できないのだ。神の知恵というほかない。 
 下は私の指にとまったアキアカネ。指がしわになっているのが気になる。畑をいじったあとのせいであって、老化のせいではない。