昨日、新幹線で隣になったNさんに教わったことをメモしておきたい。Nさんは、一つの会社を経営しているのだが、以前は自分で考え、自分で決断して、そして、Nさんのことばによれば、ことごとくうまくいかなかったそうである。
ところが、Nさんは数年前から自分で決断するのをやめて、イエス様にゆだねて棚上げすることに決めたのだという。そうしたら、ほんとに楽になって、こんなに楽をしている経営者は自分以外にいないと思うとおっしゃった。
私は興味をそそられて質問した。「へえ、自分で決断しないでイエス様に決めていただくというのは、具体的にはどうするんですか。」
Nさんはおっしゃった。「仕事をしていると、プロジェクトをいっしょにしようとか、この商品を使いませんかとか、いろいろ他社から持ちかけられるわけです。そのときに、その場で決断せずにまず保留にするんです。そして、会社にもいるクリスチャンの兄弟といっしょにお祈りをします。『イエス様がこの道を開くなり、閉じるなりなさってください。私たちはしたがいます。』と。すると、ふしぎに、なにか変化をイエス様が起こしてくださって、自分がこれはやってみたいと思っていたこともみこころにかなわないことはできないように導いてくださり、逆に、どうかなと躊躇していることでもやることがみこころのことはせざるを得ない方向へと動いていくのです。いずれにしても益となるようにイエス様が導いてくださいますから、こんな楽なことはありません。」