苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

言葉

神は愛であるということ

1コリント13章4節から8節には、愛の具体的な中身の説明が豊かに説明されている。「愛は寛容であり、愛は親切です。また人を嫉みません。愛は自慢せず高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず。怒らず、人のした悪を思わず。不正を喜ば…

藤本満『聖書信仰』を読み終えて・・・ポストモダンの効能と使用上の注意

本書は「聖書信仰」について、<宗教改革、17世紀プロテスタント正統主義、経験主義、合理主義とプリンストン神学、ファンダメンタリズム、戦前日本における聖書信仰、アメリカの新福音主義、第二世代のエリクソンとピノック、シカゴ宣言、聖書信仰を『生き…

「物語神学」の「物語」という用語の問題性

藤本満師『聖書信仰』続読。 「ジェラール・ジュウェットは、ストーリーとナラティヴを区別した。ストーリーは、実際に起こっている出来事の歴史的内容そのものであり、ナラティヴはその出来事を物語る文学的な言説である、と。歴史的な出来事としてのストー…

女もバラムもなぜ驚かないのだろう?

聖書には、動物がしゃべったという記事が二箇所ある。ひとつは、へびがアダムの妻を誘惑した創世記3章。ところが、へびが話しかけたのに、女は驚きもせず、ふつうに会話をしている。 3:1さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。…

玉川直重『新約聖書ギリシャ語独習』

10月末、息子が畑仕事が終わってから、息子にギリシャ語の手ほどきをしていることは先日書いた。使っているテキストはメイチェンではなく、玉川直重『新約聖書ギリシャ語独習』である。現在40課中20課まで来ている。 メイチェンは初学者が独習するには無理が…

アブラムの旅立ち

「主はアブラムに仰せられた。 『あなたは、 あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、 わたしが示す地へ行きなさい。 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、 あなたを祝福し、 あなたの名を大いなるものとしよう。 あなたの名は祝福となる。 …

中国語と英語、日本語とコイネー・ギリシャ語

中国語と英語は似ている。格変化がないので、語順をきちんと決めておかないと、意味不明の文章になってしまうという点においてである。いちばん簡単な例を挙げてみよう。 I love you. 我 愛 你 (ウォー・アイ・ニー) ところが、日本語の場合、格助詞をつけ…

きのうの記事

きのうの夜書いた記事を改めました。読み直すほどの意味のない文章ですから、暇な人以外は決して読み直してはいけません。 TCIへの通学路

関西弁 改

こないだ、久しぶりにふるさとの神戸に帰って、おもいきり神戸弁をつこうた。ことばがちごうたら、なんかやっぱりふるさとに帰って来たんやなあと感じたわ。兄貴といっしょに須磨の海岸を歩いてんけど、須磨の海ゆうのは、めっちゃ静かやねんで。ぼくの声も…