苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ずっとウソだった     斉藤和義

斉藤和義というロック歌手の歌を聞くのは初めてだった。唱歌や歌謡曲しか歌わない筆者はそもそもロックというのが、中学時代から苦手だった。だが、この歌には胸打たれた。自分のたいせつな歌『ずっと好きだった』を犠牲にまでして、この歌を歌わずにはいら…

青木隆治の美空ひばり

息子が青木隆治という人の美空ひばりのものまねを教えてくれた。ものまねと言えばコロッケのようなものというイメージで、笑って聞くものと思って聞き始めたのだが、1秒で引き込まれて感動してしまうという。 興味津々、youtubeで「青木隆治 美空ひばり」と…

笑えない「うんこ」

森山直太朗の「うんこ」という曲を聴いた。とても短い歌である。「さっきまで 体の中にいたのに 出てきたとたん いきなり嫌われるなんて やっぱりおまえは うんこだな」 多くの人は笑うのだろう。笑っていいのかもしれない。だが、筆者には笑えなかった。直…

二人の声楽家志望学生

今年最後の主日朝礼拝を終えての午後、所用で他県の教会に出かけ、帰りの小海線は9時過ぎになった。席について目を閉じていると、隣の向かい合わせの席で二人の青年が、熱心に話をしている。「フィガロが・・・」、「だれそれさんはイタリアへ修行に行けばよ…

さくら貝

神学校卒業の1985年3月、大樹君と能登の教会の訪問に出かけた。能登の増穂浦の浜でさくら貝を拾った。実物はほんとうに桜の花びらほどの大きさしかない。 左下は小さな子どものヒオウギ貝。 さくら貝の歌 作詞:土屋花情、作曲:八洲秀章1 美わしきさくら…

ポール・ポッツ

きょう、教会の兄弟ふたりと話していたら、ポール・ポッツをまだご存知なかったので、意外と知られていないのだと思いました。読者も、もしまだごぞんじなければ、その驚くべき歌声をどうぞ。彼がこのオーディションに登場したとき、携帯電話の一販売員でし…

Gee Bars

昨日はGee Barsこと渡辺真理牧師がうちに泊まってくださり、夜には歌を聞かせてくださった。月曜から理事会、松原湖研修会での奉仕といそがしく過ごした一週だったが、金曜の夜にしみじみとオリジナルな賛美を聞かせていただいて、とても心慰められて感謝な…

戦争にまつわる記憶

筆者は1958年、昭和でいうと33年生まれの戦後世代である。「もはや戦後ではない」と言われたのが1956年だから、戦後世代と言わず、高度成長期世代というのかもしれぬ。だが、まだ幼い頃には戦争のにおいが残っていた。(以下通信小海118号から) 小学一年生…

もずが枯れ木で

作詞 サトウ・ハチロー 百舌が枯木に 泣いてゐる おいらはわらを たたいてるわたひき車は おばアさん こっとん水車も 廻ってるみんな去年と 同じだよ けれども足り無え ものがある兄(あん)さの薪割る 音が無え バッサリ薪割る 音が無え兄さは満洲へ 行った…

きのうのクイズの解答

アンパンマン・マーチは、作者やなせさんが特攻隊で死んだ弟を偲んで作った歌なのだそうです。歌詞をよく聴くと、胸にせまるものがあります。生きる喜びを十分に味わえぬままに亡くなったやさしい弟さんを思ったのでしょうか。 アンパンマンの二人の友だちと…

かあさんの歌

高校時代の友人で、今は京都で弁護士をしているKくんがいる。彼は自分の母親のことを「かあさん」と呼んでいた。筆者は「おかあさん」と呼んでいたが、なんとなく「かあさん」というほうが親孝行な響きがある。「おかあさん」と呼ぶ自分は甘ったれで、「か…

信濃の国

信州の小海に住むようになって最初に知り合った人にあつしさんという人がいる。彼は私を車に乗せて、「とっておきの場所」に連れて行ってくれた。それはとある水源地と牧場だった。いずれも観光化されておらず、実に静かな所だった。車中の会話で、彼は信州…

子ノーミン特別賛美「スピリット・ソング」

今日はペンテコステ。復活後、天にのぼって御座に着かれたイエス・キリストが、助け主である聖霊を教会に注がれた記念日である。説教は使徒の働きから、私がこれまでした説教の中でもっとも長い説教題「エルサレムからアンテオケへ、アンテオケからエルサレム…

停電

突然の停電だった。夜8時20分から30分間もの、長い停電となった。外を見てみると、駅のほうは街灯がついているが、教会周辺の見晴台の家々は真っ暗で、卒塔団地の方面も真っ暗。子どもたちが騒ぎながら部屋から出てきて、おもしろがっている。こんなとき登場…

コゴミ

これがコゴミです。教会の姉妹のお姉さんが山で採ったのを持ってきてくださいました。クサソテツの若い芽です。なんと鮮やかな緑! 山に入ってとるときは、株から抜かないで、カッターとかはさみで切り取るのがマナーです。そうすれば、また来年も取れます。…

国文学者をめざした頃

筆者が生まれ育ったのは須磨で、小学生4年生までは平家ゆかりの須磨寺町に住んでいた。須磨寺は真言宗の本山のひとつであったから、かなり広い境内だった。寺の伽藍からかなり離れた場所にあった我が家も地代を寺に納めていたから、本来の境内地はさらに広大…

娘と、札幌・小樽を訪問

先週土曜日から、昨日にかけて一週間、娘を連れて北海道に行ってきたので、ブログ読者のみなさまにはご無沙汰しました。 今回は、JECA北栄キリスト教会での礼拝説教奉仕と午後の信徒神学講座のお話、北海道聖書学院での集中講義とチャペル奉仕、そして北海道…

サマリヤの女が歌う「君こそわが命」

主はユダヤを去って、またガリラヤへ行かれた。しかし、サマリヤを通って行かなければならなかった。それで主は、ヤコブがその子ヨセフに与えた地所に近いスカルというサマリヤの町に来られた。そこにはヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れで、井戸のか…