苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

日本文化

天皇はemperorなのか

世間では元号のことで大騒ぎをしているので、天皇の訳語に関して前から気になっていることを少々メモしてみる。 英語では天皇をemperorと訳してきたが、これは誤訳ではなかろうか。kingのkinは血族、血縁を表すので、国王と国民の血族的なつながりを示してい…

流刑について

最近、gyaoというので、家内と一緒にチャングムの誓いというのにはまってしまいました。女官チャングムが伏魔殿のような宮中で、陰謀によって女官の身分をはく奪されて済州島送りになります。すると済州島に彼女を慕う役人ニコニコオジサンが追っかけてきて…

久しぶりに公園湯

痛めて一か月にもなる腰がなかなか本調子にならないので、昨晩、家内に勧められて、久しぶりに公園湯に行きました。私は長湯が苦手なのですが、今回は「湯治」のつもりで長湯をするぞと覚悟して行きました。 最初に全身洗ってから―銭湯のマナーですからね―「…

お習字の話

2月1日から、W先生に憧れて、お習字を始めました。最初筆ペンで書いてみて、やっぱり本物の筆でないとあかんよと言われて、書き始めました。入院した主にある兄弟を励ますみことばを書くためでした。それから、毎週カレンダーの裏に子供の暗唱聖句を書くよ…

信州クリスチャン修養会

http://hanatachi.sakura.ne.jp/pl_y2/sub/chishitsu2.html 今日は、信州クリスチャン修養会に教会の兄弟姉妹たちと出かけてきました。会場は長野福音教会。講師は、大和昌平先生(TCU教授)。テーマは「諏訪の信仰とキリスト教信仰」を大きな題として、三つ…

鳩山元首相の最敬礼について

鳩山さんが、韓国の3.1独立運動で日本の官憲によって逮捕され拷問され処刑された人々の刑務所を訪れ、そこで韓国の礼法における最敬礼(クンジョル)をもって哀悼の意をささげたら、これを屈辱を含む日本風の「土下座」と誤解した人々が大騒ぎしています。 …

木曽路 奈良井宿

おととい、息子の引越しのついでに、妻と木曽路の奈良井宿をたずねました。「木曽路はすべて山の中である」といわれるとおりの場所でした。古くから中山道の宿場として栄えたところとあって、天保のころには409軒も家があったそうです。現在も端から端まで歩…

を〜み

このところ家内と娘が古文を読めるようになりたいというので、ロダをつれて散歩しながら、百人一首の話をしています。 「秋の田の刈穂の庵の苫をあらみわがころも手は露にぬれつつ」 「苫をあらみ」は「苫が荒いので」、つまり「AをBみ」は「AがBなので」と…

読了 渡辺京二『逝きし世の面影』

渡辺京二『逝きし世の面影』、合間合間に読んで、ようやく読み終わりました。600ページ近くもあるので、手間がかかりました。とはいえ、内容は幕末・明治初期にこの国を訪れた西洋人たちが書き残した興味深い文章の引用に満ちていて飽きさせません。・・・で…

渡辺京二『逝きし世の面影』

イサベラ・バードを読み終えたので、渡辺京二『逝きし世の面影』というのを合間合間に読み始めています。やはり、江戸末、明治初めのころの日本のようす、とくに庶民のようすについて、欧米人がどんなふうに観察しているかということが書いてあります。西洋…

イサベラ・バード『日本奥地旅行記』東洋文庫

しばらく前に手に入れたイサベラ・バード『日本奥地紀行』を長い時間をかけて、ようやく読了した。平凡社の東洋文庫に収められていて、鶯色の布張りの立派な装丁で、二段組で小さな字がたくさんはいって本文370ページもあるからお得である。古本で1円、送料2…

カプセルホテル REX INN 体験レポート

同盟教団の世界宣教50周年記念大会に行ってきました。東京駅で東海道線に乗り換えたらあっという間でした。アクセスいいんですね。川崎。 駅前徒歩5分くらいのところに8階建ての細長いビルがREX INN川崎でした。「王の宿」ですから、すごいネーミングです…

『シュリーマン旅行記 清国・日本』

トロヤ遺跡の発掘で有名なシュリーマンの幕末の日本探訪記『シュリーマン旅行記 清国・日本』(講談社学術文庫)を、昨日と今日の新潟への往復の新幹線のなかで読みました。たいへんに興味深いものでした。あの時代の日本文化の型は、今日につながっている部…

美しいマンホールのふたコレクション

びっくりするほど美しい、日本中のマンホールのふたのコレクションです。リンク先には、もっともっとたくさんあります。http://www.thisiscolossal.com/2014/03/the-beauty-of-japans-artistic-manhole-covers/

自民右派のいう怪しげな「伝統」・・・E.バークの誤読

第一次安倍内閣のときに強行採決で決められた改訂教育基本法の前文と第二条4項に「伝統」ということばが出てきます。ここで意味している伝統とは、大日本帝国憲法・国家神道的な現人神天皇を中心とした体制のことでしょう。しかし、それは、わずか80年間で破…

ひたすらに餅を食べた昔

子どものころは、正月というと三賀日どころか一週間は、朝昼晩、ひたすら餅ばっかり食べて、もう終わりの方は、白・黄・緑・赤・黒のかびが生えたのを削り取って水餅にして黄粉餅・あんころ餅とかで食べ、冬休みが終わって学校も始まって一週間たって松の内…

映画「終戦の天皇」

家内と娘といっしょに、映画『終戦の天皇』を見てきました。一見の価値ありでした。 天皇周辺の史実については忠実さに徹し、天皇に対する処遇の判断基準となる調査を担当した情報将校のフェラーズ准将の日本人女性鹿島あやとの悲恋物語を織り込ませることで…

花火

昨晩、小海町で花火大会がありました。教会堂の建つ丘は特等席で、教会のカメラウーマンも来られて写真を撮っていました。やっぱり最後が大迫力で、町から拍手が湧き上がりました。 小海はいまでは人口六千に満たない小さな町なんですが、昔栄えていたことの…

宣教区婦人会、そして小布施北斎館

昨日、長野福音教会で、信州宣教区の婦人会がもようされました。テーマは「放射能汚染時代に生きる〜放射線と病気と健康〜」で、講師は大杉至先生でした。講演の最初は、1コリント書3章22,23節の学びで、なるほど!とひざを打ちました。あまりにも、なるほ…

小泉八雲『日本の心』

幣原喜重郎が『外交五十年』のなかに、米国には時々たいへん日本に同情的な人、いわゆる親日家がいて、その人々に共通していることは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『心』を読んでいるということだと記していた。父は、八雲の『怪談』が好きで、私は…

戦争と原発は似ている。そして、日本は・・・

昨日、「原発新設からすべての英国企業が撤退した」という記事を紹介した。原発が核兵器の材料を作り出すからとか、地域社会を破壊するからとか、被爆労働を人々に強いることになるからといった道徳的理由ではない。福島の事故を受けて、安全対策のハードル…

日本人の宗教観

「いのちのことば」にこの間載せられた文章を、ここに置いておきます。少し加筆しました。 藤の豆・・・食べたことはまだありません。<追記>毒があるそうです。食べなくてよかった。 無神論教育 「死んでしまえば土に返るだけ。神なんていないよ。」高校生の…

『江戸の暮らし大全』

きのう妻と家庭訪問のあとスーパーマーケットに行ったら、面白い本を見つけた。「江戸の暮らし大全」という。雑誌「歴史人」2011年11月号だ。読んでいて飽きない。 書名リンク先の写真の下の黄色い「立ち読み」ボタンを押してください。矢印ボタンを押すと雑…

「葦原」のこと

ちょうど30年前、東京基督神学校1年生だったときの二学期、毎週月曜日夕食後に、数名の友人たちと有志の祈祷会を始めた。全国の田舎で苦闘している教会と連絡をとって、祈祷課題を寄せていただいて祈るという会である。「日本福音土着化祈祷会『葦原』」と名…

法隆寺の技術

奈良に住む姉に連れられて法隆寺を見に行った。筆者の関心の中心は、宮大工西岡常吉氏が本に書いていたその建造物である。法隆寺が建てられた時代には、のこぎりがなく、箱カンナもなかったから材木は斧で割り、槍鉋でしあげたヒノキ材でできている。その事…

大相撲の奥深さ

大相撲八百長問題は、もうニュースとして旬が過ぎたようである。ずいぶん前、そう311地震の前に書いた記事であるが、忙しくて新たな文章を起こせないので、これを公開する。異論反論歓迎します。 図書館に行ったら「サンデー毎日」があって、大相撲八百長問…

大相撲村と原発村

かねてから大相撲村の八百長体質と、原発村の八百長体質は似ているなと思っていたが、奇しくもその内情をこの世に曝してしまった時期まで同じだった。だが、大相撲の八百長の実害はさしたるものではないが、原子力村の実害はあまりにも大きすぎる。 相撲には…

小布施の栗おこわ

きのうは車の手続きのために家内と長野市の陸運局に出かけた。少し時間に余裕があったので、何年も前から行ってみたいと言われていた小布施まで昼飯をと足をのばしてみることにした。中野インターで降りて小布施方面に向かうと、広々とした果樹園の中を抜け…

Namahagesaurus

↓この恐竜、子どもを泣かせて喜んでいます。その名「Namahagesaurus」。 ↓こちら本物。やっぱり、こっちのほうが怖いな。 東北出身の友人が、幼いころにしたナマハゲ体験は自分のトラウマになっていて、決してよいものではないと話していた。「悪い子はいね…

ひな祭り雑感    追記あり3月4日

今日は三月三日で、耳の日である。別名、ひな祭りの日ともいう。ひな祭りは、「お内裏様とお雛様・・・」ということで、お内裏さまとは天子を意味する。領主をその住まいである館から「お館さま」と呼ぶのと同じように、天子を婉曲に呼ぶ呼び方として「お内…