苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

宮村節

一度にすべてではなく

「神は、むかし父祖たちに、預言者たちを通して、多くの部分に分け、また、いろいろな方法で語られましたが、この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。」へブル1:1…

宮村節

昨日の所感に、一部の読者にしかわからない「宮村節」ということばを書いて失礼してしまった。神学生時代にお世話になった新約学・聖書解釈学の先生に、宮村武夫先生という方がいらっしゃる。この宮村先生が常日頃おっしゃっていた主張をさして、同窓生たちは…

本当に心配すべきこと―存在の喜び

「聖書以外で、あなたの人生に影響を及ぼした一書を挙げてください。」 もし、このように問われたならば、私は宮村武夫編『存在の喜び―もみの木の十年』を挙げたい。宮村牧師が仕えた青梅キリスト教会付属もみの木幼児園の十周年記録文集である。 神学生時代…

時のラセン構造と歴史認識

ギリシャやインドやその他、およそ自然宗教的な時の構造は春夏秋冬の繰り返しや生命の<誕生・成長・老化・死>のくりかえしにヒントを得た円環であり、これに対して、聖書的な時の構造は創造に始まり終末に終わる直線構造だとしばしば指摘される。始点と終点…