苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

2014-03-11から1日間の記事一覧

オリエント考古学と聖書のこと

このところ、「オリエントの中の旧約史」として、メソポタミアやエジプトの歴史と旧約聖書の歴史の接触点に注目して聖書を読み直して説教の準備をしています。なかなか面白いです。 19世紀、考古学未発達の時代のドイツの聖書学は王国時代より前の聖書の記述…

KGK春期聖書学校Ⅱ  創造主と人間(再掲載)

注> 先週掲載したのですが、末尾が切れてしまっているので、再掲載します。 (創世記1章26−28節、同2章4−18節、コロサイ1章15−17節) 中国には、孟子の性善説と、荀子の性悪説という二つの説がある。不思議なことに、それぞれの説を読むと、それぞれに説得…

ホレブ山はミデヤンの地に

ある映像を見て、出エジプト記を読み直して「あ、うかつだった」と、びっくりしたこと。 2章15節「しかし、モーセはパロのところからのがれ、ミデヤンの地に住んだ。」 3章1節「モーセはミデヤンの祭司で彼のしゅうと、イテロの羊を飼っていた。彼はその群れ…

対米戦突入と原発再稼働

3月11日を目前に、首相が国会で原発再稼働を明言した件で、『昭和16年夏の敗戦』という本を思い出しました。昭和16年、総合戦研究所の俊英たちがどんなシミュレーションしても、対米戦争は敗北に終わるとわかっていた。わかっていたのに、戦争に突入して行っ…